妖怪ハンター 闇の客人 諸星大二郎

週刊ヤングジャンプ増刊 妖怪ハンター 闇の客人(やみのまろうど) 諸星大二郎

この手の本にはつきもののカラーページも付属。( ^ω^)・・・正直言って華がない。魅力的な女性を描かれる諸星先生ですがコレは仕方がないですねかね。

何せ稗田なんかこんな顔してるもの。コレはデビューしたときのデザインですね。

物語の解説なんかもあってこのムックは本当に力入ってます。

コレはもう古い古い増刊、別冊、総集編です。

妖怪ハンター(黒い探求者+α)の映画化の記念で販売されたムック本だったと記憶してます。稗田礼二郎が沢田研二なんだよね。なんか違うけど許す。

この映画も最近2Kレストア版なんてのが販売されてるらしいのでまた見てみようかな。

平成3年というと1991年?30年前?いやものすごく古い。

この作品の選択が素晴らしい。

タイトルになっている闇の客人 (やみのまろうど)は妖怪ハンターの代表作といっていい作品で様々なオマージュも見られるものですから諸星大二郎氏を読まない人も知っているかもしれませんね。

祭りには意味がある。意味を取り違えると大変なことになっちゃうよ。

・・・鬼門を向いとるわ。。

いつか祭りは終わるのです。

そう、永遠に。

"最高のつかみ"の後に続くのが”幻の木”のシリーズ。幻の木、川上より来りて、天孫降臨の三本を並べるのは素晴らしいですよね。昔話って本当に怖い話ばかりですね。

瓜子姫、アマノジャク、花咲じじい、生命の木・・・ワクワクしちゃいます。

同じ体験をした二人の子供たち。

二人の記憶が微妙に違うのはなぜ?

おじいさんとおばあさんの役割って?

語り継がれるおとぎ話の真実とは? 面怖いけど白いよね。

続きのお話 川上より来りて。

人里離れた山奥の村で行われる祭りの不気味さは鳥肌もの。祭りなんて清海半分で部外者が見物するものじゃないぞ。

三本目が天孫降臨。

妖怪ハンターシリーズでレギュラーとなっていく兄弟の登場でますます話は膨らんでいくのです。

美加ちゃんは成長してのちには稗田をからかうような美少女に・・・ホントたまりません。

この三本は絶対にお勧め。

そしてオマケじゃないですがもう一本、天神さま。

”とおりゃんせ”って遊びは俺も子供の頃に遊んだけどマジ怖い。

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