妖女伝説 新作総集編 星野之宣
星野之宣氏の古いムック本 妖女伝説 新作総集編です。
美しい書下ろしの表紙がものすごく美しい。
アップにするとこんな感じ。
裏表紙はこんな感じ。砂漠の女王のイメージですね。
コレは以前紹介した諸星大二郎氏の週刊ヤングジャンプ増刊 妖怪ハンター 闇の客人 とおんなじ作りですね。よくよく見たら同じ年に出版されてました。この当時の私はいい漫画をたくさん読んでたんだね。
全く同じ作りですね。この二人がこの時代、この分野の漫画の牽引車であったことはまちがいない。本当に面白かった。いや、今でも面白い漫画を描いていてくれることが本当にうれしい。
こんなおまけも楽しい。妖女伝説シリーズのネタバレになっちゃうんでこの辺りの紹介はあえてしません。太陽系シリーズに匹敵するくらい面白いぞ妖女伝説。
妖女伝説の舞台となった場所の地図がついてます。その裏面は・・・
生頼 範義氏の画風に寄せたかのような小ぶりのポスターがついてます。
増刊 妖怪ハンター 闇の客人と同じでいろいろと解説してくれてます。
映画「第三の男」からの引用から始まる「ボルジア家の毒薬」も名人芸といっていいくらいの仕上がり。
ダ・ヴィンチを語り部に持ってくるんですから星野先生 画力に自信があったんでしょうね。
これも名人芸さく裂。「歴史は夜つくられる」
登場人物がラスプーチンに
マタハリに
無名時代のアラビアのロレンス。
この次の行はネタバレです。読まない方がいいかもね。
同時代に生きた人を集めただけのお話といってしまえばそれまでなんですが一堂に会する場所がタイタニック号というのがミソですね。この発想は本当素晴らしい。
お見事。
挽歌というのは先生初期の絵柄が強く残る初期の作品で某SF映画のオマージュになってます。この作品に関してはネタバレなし。探して読んでみてね。
ところで星野先生木星に行ったのかな?