内田美奈子 BOOM TOWN

最近話題のメタバースってここで描かれている世界と考えていいんですよね。以前紹介した攻殻機動隊で描かれた世界にも同様の空間が存在してましたね。リアルな現実の自分とは全く違うアバターってのはNGにしてくださいね。

内田美奈子 BOOM TOWN

お話のベースはネット上に作られた仮想空間の維持管理、バグ取りをするハッカーたちの物語。

この子が主人公。内田美奈子氏のシャープで無駄のない線で描かれる世界はとても好ましい。

デザイン的にもとても好きなコミックス。この感覚は電子書籍版では味わえないでしょうからぜひ一度は手に取ってみてほしい本です。

ブームタウン、この仮想世界は現実の世界よりもきっとカラフルなんでしょうね。カラーページは意識的に鮮やかに描かれている気がします。

さすがにネット上のアバターとリアルな世界の人間の感覚の変換、同期なんてのは遠い未来の話になるんでしょうがバーチャルな空間で食べたものの味がわかる時代が来たらうれしいよね。

どんなに食べても太らない世界なんて肥満に悩む人にとっては夢の世界では?

( ^ω^)・・・絶対に空腹感が満たされない社会というのは残酷でもあるな。食べていないのに満腹感が味わえたら空腹を感じない餓死という事故が起こってしまいますね。

アバターが雑ならこんな感じに?

ドット絵のような物語の初期に登場するこのアバター達は正規のルートを通らずに仮想世界に侵入した証です。

プレステ5のゲーム内にファミコンのキャラが登場する感じですかね。BOOM TOWNの世界では人の外見は作るものではなくスキャナーで取り込むものらしい。

お話の中ではとんでもないハッカーが奇妙なアバターで混乱を引き起こす話もありますが私は映画サマーウォーズに出てきた仮想世界のようなのが好みですね。

新作が読んでみたい作家さんです。また描いてほしいものです。

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