図録 現代殺人事件史 河出書房新社
今はネットでどんな事件でも調べることは可能なんですがこんな本も持ってます。
河出書房新社の図録 現代殺人事件史
最近の事件なんてヘタをすれば映像で記録されネット上で公開されてますから時代の変化ってすさまじい。
昭和20年代から平成13年までの事件史です。
人はなぜ人を殺すのだろうか?
何故なんでしようね。
目次に並ぶ数多くの事件はすべて我々に多くの事を問いかけてきます。古い事件は犯人の生い立ちや子供時代の貧困が原因と納得できるものが多いのですが時代を経るごとに自分の欲望や快楽を追い求めての事件が多くなっているのは情けない。
様々な小説の題材になった帝銀事件。
謎だらけの下山事件。
これってやっぱり殺人事件?
日本の犯罪史上最大級のミステリー 狭山事件。
ただの冤罪事件では収まりがつかない後日譚がまさにミステリー。現実に起こった事件なの人が考え出した物語よりも謎が謎をよぶ。この事件で犯罪氏にはまっちゃったんだよね自分。
浅沼社会党委員長暗殺事件
この衝撃的な写真だけでなく犯人とその家族のその後にも考えさせられることが多い。犯人の家族の話は沢木幸太郎のエッセイで知ったんだったな、確か。
事件の報道をリアルタイムで体験した劇場型の凶悪事件から腹の底から怒りがこみあげてくる身勝手な犯罪までよくも悪くも人の記憶に残っしまう犯罪の歴史です。
あさま山荘事件なんてテレビで生中継してたんですよ。